BREW CARRY 焙煎士一覧

Qグレーダーは、コーヒーの“国際審査員”

Qグレーダーは、CQI(Coffee Quality Institute)が認定する コーヒー品質評価のプロフェッショナル。
世界中で通用する標準手順(Q Coffee System)に基づき、 香り・味わい・後味・バランスなどを客観的に採点します。
買い手と売り手の「品質の共通言語」をつくる、業界の要(かなめ)です。

どこが“すごい”の?

  • 国際資格: CQIが運営するグローバル評価制度。世界共通の物差しで品質判断。
  • 厳しい試験: 香り・味覚テスト、カッピング、欠点豆鑑別、焙煎度見極めなど多面的な試験。
  • 継続的な校正: 3年ごとのキャリブレーションで精度を維持。

アラビカとロブスタ、両方のエキスパート

QグレーダーにはQアラビカQロブスタの2系統があり、各品種特性に合わせて評価します。
両方の資格を所有する人は、日本でわずか数十名程度。

学ぶ内容の一例

  • 標準化されたカッピング(官能評価)プロトコル
  • 嗅覚・味覚のトレーニング(酸・甘・苦・塩の識別、香り標準の認識)
  • 欠点豆の鑑別、焙煎サンプルの判定 など

参考:Qアラビカのトレーニングと試験は集中型(約6日間)で実施されます。

お客様にとってのメリット

  • 味の説明が明確に: 世界基準の言葉とスコアで、風味の違いを分かりやすくお伝え。
  • 安定した品質: 焙煎・仕入れ・抽出を同じ基準でチェックし、ブレの少ない味わい。
  • 透明性: 産地・処理・評価を一体化し「なぜこのコーヒーが良いのか」を見える化。

よくある質問(FAQ)

Q. ソムリエとどう違うの?
A. 役割は似ていますが、QグレーダーはCQI国際基準に基づく“コーヒー専用”資格です。
Q. どんな場所で活躍していますか?
A. 農園・輸出入・焙煎所・品質管理ラボ・カフェなど、コーヒーのサプライチェーン全体。
Q. 取得すれば一生有効?
A. いいえ。3年ごとのキャリブレーション(再校正)が必要です。

日本国内のQグレーダーは約300〜400名
世界共通基準で品質を判定できる、希少なプロフェッショナルです。